ワルの会社設立法

  • お金を借りた人
浅田浩二(株式会社モーニング企画代表取締役 他)

  • 借りた金額
1,000万円

  • 最終的な取り立て金額
不明(10億円分の手形が発行され、沢木が4億円回収済み。萬田が6億円を回収する予定)
※萬田は沢木から手形の売買料金として1,200万円を受け取っているため、元本は回収済み。

  • あらすじ
株式会社モーニング企画の資金が足りないという浅田は、萬田から1,000万円の融資をうける。
ところが、株式会社モーニング企画は倒産をしてしまう。(なお、計画倒産)
その後、「アフタヌーン企画」という会社を造った浅田に取り立てを迫るが、
商法200条「有限責任の原則」を盾に支払いを拒否されるのであった。
※現在、商法200条は削除され、会社法104条に移行しています。

少々「エグい」やり方をすると宣言した萬田は、
浅田を勝手に大阪の「東西区」から「北南区」に住所移動させる。

そして、「合法的に」浅田の実印を入手(住所移動により実印の印鑑登録をし直したため)した萬田は、
法務局に「有限会社アサダ企画」の登記を「勝手に行い」、浅田を社長に就任させる。
(無論、浅田はこのことを知らない)

顧客獲得に苦戦している地方銀行に「有限会社アサダ企画」の手形帳を発行してもらい、
それを全国最大の広域暴力団浜口組の若頭である「沢木」に「1,200万円」で売り払う。

要するに、手形詐欺を行ったのである。
法律上なんら瑕疵のない手形により、浅田は10億円の返済義務を負うこととなる。

身の回りのものを売らせるなどしてなんとか4億は取り立てた沢木であったが、
何処へかと浅田は逃亡してしまう。
もともと「4億ぐらいが限度だろう」と考えていた沢木はこの辺りで手を引こうとしていた。
しかし、「萬田の借金を踏み倒した」ことにより徹底的に追い込むと決めていた萬田は
残りの6億回収を沢木からやってみろと言われる。

萬田は浅田の部下である山田に会い、浅田に恨みがある人間が沢山いるので浅田の居場所を吐かなければ
山田の住所をその人々に教えると恫喝し、浅田の田舎の住所を割ることに成功する。

電話で浅田の在宅の確認をしたところ、浅田の父親が死亡し葬式をあげていると言う事が判明する。
萬田は葬儀会場(浅田の田舎の自宅)に乗り込み、香典として集まっていた金を返済の一部として回収する。
そして、残りの金額も回収することを浅田に伝えるのであった。

  • 参考法令

「商法」200条1項:株主の責任は其の有する株式の引受価額を限度とす。

なお、商法200条は現在削除されています。
※第33条~第500条まで削除(平成17年)

現在は会社法の104条がそれに当たると思われます。

会社法第104条
株主の責任は、その有する株式の引受価額を限度とする。

すごく簡単に言ってしまうと、株式会社が倒産したときには
資本金以上の金額は請求できないということです。
「株式会社モーニング企画」の資本金は800万円なので、正攻法では回収できる金額は800万円が限度になります。

ただし、浅田は他のところからも金を借りていたため、正攻法では萬田さんが取れる金額は
ほとんどないでしょう。
(わずかでも取れればラッキーと言うレベルでしょう)

  • 最終更新:2017-11-26 21:43:56

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